人の医療と同じだと思い込んで、情報を控えている
最も多く、最ももったいない失敗です。医療広告ガイドラインの話を聞いた院長が、経歴を削り、診療内容の説明をやめ、費用も引っ込める。しかし獣医療のウェブサイトは原則として広告規制の対象外です。守る必要のないものを守った結果、選ばれる材料がないサイトになっています。
ソシオラの対応書ける範囲を整理してお伝えします。そのうえで、経歴、診療領域、設備、費用の目安を飼い主が判断できる形に組み直します。慎むべきとされる比較優良表現や誇大表現は避けます。
動物病院向け(トリミング・ペットホテル併設を含む)
書けないのではありません。書けるのに、書いていないのです。
人の医療機関は2018年からホームページも広告規制の対象になりました。その影響で、動物病院も同じだと考えて情報を控えている院が少なくありません。しかし獣医療は扱いが違います。農林水産省の指針では、診療施設のウェブサイトは原則として広告に該当しないとされています。経歴も、得意な診療領域も、設備も、費用の目安も、書けます。

診療施設等ウェブサイトは、飼育者等が当該施設の情報を得る目的でURLを入力し、あるいは検索エンジンを利用して閲覧するものであることから、通常「誘因性」及び「認知性」を有するものではなく、原則として「広告」に該当しない
農林水産省「獣医療に関する広告の制限及びその適正化のための監視指導に関する指針」整骨院では柔道整復師法により技能も施術方法も経歴も書けません。歯科では症例写真の掲載に限定解除の要件があります。動物病院のホームページには、その制約がありません。この違いを知らないまま、書ける情報を控えている状態は、選ばれる材料を自ら手放していることになります。
「どこに書くか」で適用が変わります。サイト本体に書けた内容が、広告やSNSではそのまま使えないことがあります。
飼い主が自らURLを入力するか検索して閲覧するため、誘引性と認知性を通常は持たないとされています。経歴も専門性も診療内容も書けます。
サイトへ誘導する広告を出稿すると、認知性を満たし「広告」に該当します。広告文の中では技能や療法の表現に制限がかかります。
不特定多数に届く形で発信する場合は広告に該当します。サイトに書けた内容が、そのままSNSでは書けないことがあります。
問い合わせ先、通常必要とされる診療内容、主なリスク及び副作用等、費用をすべて併記すれば、広告でも技能や療法を扱えるようになりました。比較優良広告と誇大広告は引き続き禁止です。
獣医療法第20条第2号により50万円以下の罰金、さらに獣医師法第8条により免許の取消しや業務停止の対象になり得ます。集客のためにリスティング広告を回している病院ほど、広告文の表現に注意が必要です。出稿中の広告は一度確認されることをおすすめします。
なお、規制の対象外であっても、虚偽誇大な内容、他の診療施設と比較するもの、景品表示法や医薬品医療機器等法に違反するもの、獣医師としての品位を損ねるものは厳に慎むべきとされています。対象外であることと、何を書いてもよいことは別です。
かかりつけを探している飼い主が見ているのは、次のような情報です。いずれも自院のサイトには書けます。
出典:獣医療法第17条、農林水産省「獣医療に関する広告の制限及びその適正化のための監視指導に関する指針」、獣医療法施行規則第24条(令和6年4月1日施行改正)
獣医師や愛玩動物看護師が就職先を選ぶとき、見ているのは「どんな症例が診られるか」「どんな設備があるか」「誰に教われるか」です。これは飼い主が知りたい情報とほぼ重なります。集患のために整理した内容が、そのまま採用の判断材料になります。一度の棚卸しで、両方が動きます。
年間の手術件数、扱う疾患の傾向、二次診療への紹介体制。求職者が最も知りたいのは、ここで働いて何が身につくかです。飼い主にとっても、対応力を測る材料になります。
機種名まで書くと、分かる人には伝わります。設備投資をしている病院は、技術者にとって働く動機になります。集患用に書いた設備情報がそのまま使えます。
新卒の受け入れ実績、指導の担当、勉強会や学会参加の支援、当直や夜間対応の実態、有給の取得状況。動物医療は労働環境が理由の離職が起きやすい領域です。
2022年に国家資格化され、診療の補助として担える業務が広がりました。有資格者をどう位置づけ、何を任せているか。資格を持つ方はここを見ています。
飼い主と求職者では、同じ情報でも見せる順番が違います。飼い主は不安から、求職者は成長から入ります。URL階層とナビゲーションから分けて設計します。
求人情報は飼い主を誘引する意図がないため、広告に該当しないと解される余地があります。ただし判断は都道府県によりますので、診療内容の記述が混ざる場合は事前確認をおすすめします。
3つ以上当てはまる場合は、部分改修ではなく作り直しを検討する段階です。
最も多く、最ももったいない失敗です。医療広告ガイドラインの話を聞いた院長が、経歴を削り、診療内容の説明をやめ、費用も引っ込める。しかし獣医療のウェブサイトは原則として広告規制の対象外です。守る必要のないものを守った結果、選ばれる材料がないサイトになっています。
ソシオラの対応書ける範囲を整理してお伝えします。そのうえで、経歴、診療領域、設備、費用の目安を飼い主が判断できる形に組み直します。慎むべきとされる比較優良表現や誇大表現は避けます。
逆方向の失敗です。サイト本体は規制対象外でも、リスティング広告やSNSでの発信は広告に該当します。サイトに書けた技能や療法の表現をそのまま広告文やSNS投稿に転用すると、規制に触れる可能性があります。集客に力を入れている病院ほど起きやすい失敗です。
ソシオラの対応サイトと広告とSNSで、それぞれ何が書けるかを整理してお渡しします。運用時に判断できる形にしておくことで、公開後の積み上がりを防ぎます。
動物医療は自由診療で、ペット保険の加入率も限られます。飼い主にとって費用は最大の不安ですが、まったく書かれていない病院が多くあります。結果として、電話で聞くしかない状態になり、そこで諦められています。
ソシオラの対応ワクチン、健康診断、去勢避妊など標準的な項目の目安を出す形を提案します。すべてを出す必要はなく、どこまで出すかを一緒に決めます。
飼い主は不安から入り、求職者は成長から入ります。同じ設備の情報でも、見せる順番と文脈が違います。トップページに求人バナーを置いただけでは、どちらにも十分に届きません。
ソシオラの対応URL階層とナビゲーションから分けます。共通の素材を使いながら、入口ごとに構成を変える設計にします。
併設している場合によくある状態です。トリミングを探している方と、体調不良で病院を探している方では緊急度がまったく違います。混在させると、どちらの導線も弱くなります。
ソシオラの対応サービスごとに導線を分けます。なお、トリミングやホテルは獣医療法の広告規制の対象ではないため、書ける範囲も異なります。
サイト、広告、SNSのそれぞれで何が書けるかを一覧にします。控えていた情報のうち、実際には書けるものを洗い出します。
診療領域、検査や処置の内容、標準的な項目の費用の目安を、飼い主が判断できる形に組み直します。
経歴、得意領域、導入設備、愛玩動物看護師の在籍数。集患と採用の両方で使える形に整えます。
症例の傾向、指導体制、働き方をまとめ、飼い主向けとは別の導線で構成します。採用サイト制作は年間50件以上を担当しています。
トリミングやペットホテルは獣医療法の対象外です。適用が違うため、診療とは分けて設計します。
広告文とSNS投稿で何が書けるかの判断基準をまとめてお渡しします。公開後に規制に触れる投稿が積み上がるのを防ぎます。
動物病院を探す人は、地図から入ります。「◯◯市 動物病院」「近くの動物病院 夜間」。書ける範囲を丁寧に整理しても、地図に出てこなければ読まれません。作って終わりにせず、見つけてもらうための設計を制作と同時に入れておきます。
診療圏は狭く、地図に並ぶ数件から選ばれます。診療時間、休診日、夜間や救急に対応しているか、駐車場、対応できる動物の種類。サイトとビジネスプロフィールで食い違っていれば、その時点で候補から外れます。急いでいる飼い主ほど、迷わず次の候補に移ります。
「地域名+動物病院」「◯◯市 犬 皮膚」。地域と困りごとの組み合わせで探されます。ただし獣医療広告の制限があるため、書ける範囲の中で組み立てる必要があります。診療圏・診療時間・対応動物は、制限を受けずに書ける情報です。
「◯◯市で夜間もみてくれる動物病院は」。AIはこの手の質問に答え始めています。そのとき参照されるのは、診療時間・対応動物・設備が事実として書かれているサイトです。写真と挨拶文だけのサイトは、機械には読めません。
AI検索対策そのものについてはAI検索対策×ホームページ制作サービスとLLMOコンサルティング×実行支援サービスでも扱っています。
全面リニューアルの前に、広告とSNSの点検、または診療内容と費用の整備だけを先に行う進め方もあります。表示価格はすべて税別です。
| 対応範囲 | 想定する内容 | 費用目安 | 期間 |
|---|---|---|---|
| 広告・SNS運用の点検 | 出稿中の広告文とSNS投稿を確認し、懸念箇所を整理 | 100,000円 〜 300,000円 | 3週間〜1.5か月 |
| 診療内容・料金ページの整備 | 診療領域、設備、費用の目安を飼い主向けに再構成 | 250,000円 〜 700,000円 | 1〜2か月 |
| 獣医師・看護師向け採用サイト | 求人情報・症例の傾向・設備・指導体制・エントリーフォーム | 350,000円 〜 900,000円 | 1.5〜2.5か月 |
| サイト全面リニューアル | 集患と採用の両方を含む。25ページ前後 | 500,000円 〜 1,300,000円 | 2〜3か月 |
| 新規開業向け | 開業に合わせた新規制作。Googleビジネスプロフィールの初期設定を含む | 450,000円 〜 1,100,000円 | 1.5〜3か月 |
最短の日数は、ページ数が絞られていて、原稿と写真が揃っていて、確認のご返信が当日中にいただける場合の数字です。上の表の期間は、撮影や原稿づくりから一緒に進める場合の目安になります。どちらで進めるかは、公開したい日から逆算してご相談ください。
いま出稿している広告文と、SNSの投稿を確認する範囲です。サイト本体は規制対象外でも、こちらは対象になります。既存サイトを作り替えずに、リスクだけ先に確認できます。
点検の結果、修正が数箇所で済むと判断した場合はそのようにお伝えします。全面リニューアルを前提にはしません。
動物病院で専任のWeb担当者を置けることは、まずありません。受付や動物看護師の方が兼任し、繁忙期を挟むと更新は止まります。診療時間が変わったのにサイトが古いままだと、それだけで来院前の信用を落とします。制作費とは別に、公開後の月額運用をご用意しています。月額はすべて税別です。年間一括のお支払いにも対応しています。
20,000 円 / 月
更新作業 月1時間まで
年間一括 200,000円
40,000 円 / 月
更新作業 月4時間まで
年間一括 400,000円/超過分は8,000円/時
100,000 円 / 月
更新作業 月10時間まで
年間一括 1,000,000円/超過分は6,000円/時
運用を付けずに納品だけ、という形も可能です。上記の金額とサービス内容は目安のため、実際の範囲はご相談ください。詳しい作業範囲はWordPress保守・運用代行サービスとホームページ運用・更新サービスのページにも掲載しています。

2016年5月創業、東京・銀座と横浜の2拠点で事業を行っています。下記はいずれも自社の実績値です。
病院・クリニックのサイト制作を手がけており、医療広告規制のある領域での制作経験があります。獣医療法は人の医療とは別の体系で、むしろウェブサイトの扱いは逆ですが、法令と指針を読み込んで書ける範囲を確定させるという進め方は同じです。在籍しているのはディレクター、デザイナー、エンジニア、広告運用者のみで、営業担当者はいません。広告運用を社内で行っているため、サイトと広告の両方を同じ基準で点検できます。
原則として対象外とされています。農林水産省の指針では、診療施設のウェブサイトは飼い主が自らURLを入力するか検索して閲覧するものであるため、通常は誘引性と認知性を持たず、原則として広告に該当しないと明記されています。人の医療機関は2018年にウェブサイトが広告規制の対象になりましたが、獣医療では扱いが異なります。この違いを知らずに、書ける情報を書かないままにしている病院は少なくありません。
いいえ。規制の対象外であっても、農林水産省の指針では次のような表記は厳に慎むべきとされています。虚偽や誇大な内容、他の診療施設と比較するもの、景品表示法や医薬品医療機器等法に違反するもの、獣医師としての品位や道徳を損ねるもの。規制対象外であることと、何を書いてもよいことは別です。
広告に該当します。サイトへ誘導する広告を出稿すると認知性の要件を満たすため、獣医療法第17条の制限がかかります。サイト本体には書けた技能や療法の表現が、広告文では制限されることになります。集客のために広告を回している病院ほど、ここを見落としやすい部分です。出稿中の広告文は一度確認されることをおすすめします。
不特定多数に届く形で発信する場合は広告に該当します。ホームページに書けた内容をそのままSNSに転載すると、問題になる可能性があります。サイトとSNSでは適用が違う、という前提で運用ルールを分けておく必要があります。
獣医療法施行規則第24条が改正され、問い合わせ先、通常必要とされる診療内容、主なリスク及び副作用等、費用をすべて併記することを条件に、広告でも技能や療法を扱えるようになりました。人の医療における限定解除とよく似た仕組みです。ただし他院より優れているとする比較優良広告や、実際より誇大な広告は引き続き禁止されています。
ホームページには書けます。広告については、従来は専門性資格の制度が獣医療で確立していないことを理由に認められていませんでしたが、2024年4月の改正により、農林水産大臣が指定する者による認定を受けている場合は広告可能となりました。指定の条件があるため、該当するかは事前にご確認ください。
書くことをおすすめします。2022年に国家資格化された比較的新しい資格で、飼い主にはまだ十分に知られていません。有資格者が何名在籍しているかは診療体制の厚みを示す情報であり、同時に、資格を持つ方の就職先選びの判断材料にもなります。集患と採用の両方に効く数少ない情報です。
動物医療は自由診療で、ペット保険も加入率が限られます。飼い主にとって費用は最大の不安であり、目安が分からない病院への来院はためらわれます。ワクチンや健康診断など標準的な項目の目安を出すだけでも、問い合わせのハードルが下がります。すべてを出す必要はなく、どこまで出すかを一緒に決めます。
ホームページであれば掲載できます。ただし虚偽誇大にあたらないこと、他院と比較しないことが前提です。あわせて、飼い主の方から掲載の同意を得る手順も整えておく必要があります。SNSに転載する場合は広告に該当する点にご注意ください。
使えます。しかも集患のために整理した情報がそのまま使えます。獣医師や愛玩動物看護師が就職先を選ぶとき、どんな症例が診られるか、どんな設備があるか、指導体制はどうかを見ています。これは飼い主が知りたい情報とほぼ重なります。ただし見せ方と導線は分けたほうが両方に届きます。採用サイト制作は年間50件以上を担当しています。
商圏が限られる業種なので、地域情報の整備が効きます。診療圏や最寄り駅がテキストで書かれていない、Googleビジネスプロフィールの診療時間や電話番号がサイトと食い違っている、といった原因が多くあります。制作時に整合を確認します。
保証はできません。最終的な判断は都道府県の窓口が行い、解釈にも幅があります。ソシオラができるのは、獣医療法と農林水産省の指針に照らして懸念のある記述を洗い出し、代替の表現をご提案し、判断が難しい箇所については各都道府県に設けられている相談窓口への事前確認をおすすめすることです。
対応しています。動物病院は診療圏が狭く、ほとんどの飼い主が地図から入るため、Googleビジネスプロフィールとサイトの記載を揃えるMEOが最も直接効きます。あわせて地域名と診療内容を組み合わせたSEO、AI検索に引用されるための構造化データの整備までを、制作と同時に進めます。いずれも獣医療広告の書ける範囲の中で設計します。ただし検索順位や地図表示を保証することはできません。
部分的な修正やページの追加であれば最短1日から対応します。サイト全体のリニューアルも、ページ数が絞られていて原稿と写真が揃っていれば最短5日で公開できます。ただし撮影や原稿づくりから一緒に進める場合は、費用の表に書いた期間が目安になります。公開したい日から逆算してご相談ください。
経歴、得意な診療領域、設備、費用の目安。人の医療と混同して控えている情報を洗い出すところからご一緒します。あわせて、出稿中の広告文とSNS投稿については規制の対象になるため、そちらも点検します。その結果、部分的な追加で足りると判断した場合はそのようにお伝えします。資料のご用意は不要です。サイトのURLだけお知らせください。
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