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ホームページ制作 公開日: 2025.06.23

自社オリジナルの介護施設・老人ホームのホームページを持つことは、集客と採用を成功させるための重要な戦略です。
私は新卒で介護業界に入り、介護現場の仕事のIT化を行う仕事やホームページ制作の業務を行っておりました。その経験から、本記事では、効果的なホームページを制作するためのポイントや、制作会社の選び方、デザインの重要性、費用相場などを詳しく解説します。さらに、集客や採用に役立つ具体的な施策や、成功事例もご紹介します。

介護施設・老人ホーム向けホームページ制作で大切な5つの要素

介護業界ではケアマネージャーの紹介もしくはご家族からどの施設やサービスを利用するかを決定いたします。
ケアマネージャーから紹介いただく際は、ホームページまたはパンフレットの提供になります。
2025年現在、介護施設選びは「家族がじっくり比較する」時代へなっています。介護施設を探している方の多くは、ご本人ではなくご家族(特に40〜60代の子世代)です。
検索する際は「施設名ではなく、条件で探す」傾向があります。
検索例:
「○○市 有料老人ホーム 空きあり」
「親 認知症 デイサービス おすすめ」
だからこそ、“検索で見つかりやすく”+“信頼できる情報がしっかりある”ホームページ設計が重要です。

1. サービス・施設の種類を明確に伝える

・有料老人ホーム/サービス付き高齢者住宅/グループホーム/デイサービス/訪問介護 など
・対応できる要介護度・認知症対応の可否・医療連携など
・月額費用・入居金の目安・空室状況(「空きあり」の表示が効果的)
「自分の親が入れるのか」「サービスを利用できるのか」を最初に判断しやすくすることが重要です。

2.写真・動画で「雰囲気・暮らし」を可視化

・居室・食堂・浴室・共用部などを明るく見せる写真
・食事の内容(例:常食/刻み食/ミキサー食など)やレクリエーション風景
・職員の笑顔や入居者とのコミュニケーション場面(※許可済)など
施設の“あたたかみ”を伝えることで、「ここなら安心」と思ってもらえます。

3.職員の紹介・理念・運営体制を丁寧に記載

・管理者・看護師・介護士・ケアマネージャーの写真とコメント
・運営方針や理念(例:「その人らしい暮らしを支える」)
・法人情報・沿革・運営年数なども信頼感に直結します
「どんな人が面倒を見てくれるのか」は家族にとって非常に重要です。

4.家族の声・利用者の声を積極的に掲載

・ご家族からの感謝の声(例:「母の笑顔が戻りました」)
・入居者のコメント(例:「毎日レクリエーションが楽しみ」)
・手紙やアンケートの一部スキャンも効果的(名前は仮名でもOK)
リアルな声は“安心して任せられる”という信頼感を倍増させます。

5.見学・相談の導線は迷わせずシンプルに

・見学予約/電話相談/LINE問合せのボタンを常に表示
・見学希望日はカレンダー or フォームで簡単に送信
・オンライン見学やパンフレットPDFのDLも可能にする
「問い合わせのしやすさ」が集客に直結します。

ページ構成と役割

ページ名内容目的
トップページ施設概要・理念・特徴・見学案内・空室状況などを集約ファーストビューで安心感を与える
サービス紹介ページ提供サービスごとに「対象者」「提供内容」「料金」「対応エリア」などを明示自分のニーズに合うかを判断してもらう
施設紹介ページ居室・食堂・浴室・トイレ・廊下などの写真+説明、間取り、設備スペックなどを記載生活のイメージを具体的に持たせる
職員紹介ページ管理者・介護士・看護師・ケアマネの写真とコメント、運営理念も併記信頼と親しみを持ってもらう
家族の声・感謝の言葉ページ家族や入居者のリアルな声(アンケート・手紙・対談形式など)を紹介第三者評価で信頼を補強
よくある質問ページ(FAQ)空室/入居審査/費用支払/医療連携/夜間体制など、家族の疑問を先回りして回答問い合わせ前の不安を取り除く
お知らせ・ブログページ季節イベントの報告/新型コロナ対応/介護制度の解説/介護者向けコラムなどSEOと親近感の両立
お問い合わせ・見学予約ページ入力項目は少なく/スマホでもすぐ送れるUIに設計+Googleカレンダー連携可アクション率の最大化
採用情報ページ経営理念、働き方、募集要項は最低限に採用コンテンツ必要な情報媒体に頼らない採用効率化

WordPressカスタマイズ例

・「空室状況」「対応介護度」「月額費用」などを施設ごとに管理し、一覧表示に反映
・投稿で「施設」「ブログ」「職員紹介」などを分離し更新しやすく設計
・実績ページに家族の声をスライダー表示+音声コメントも再生可能に
・問い合わせフォームにGoogleカレンダーと連動した見学日程選択
・PDFパンフレットDL機能とCTA設置でCV率向上

制作費用の目安

プラン内容費用目安
ライトトップ+サービス紹介+見学フォームなどシンプル構成

30〜50万円
スタンダード

施設紹介+スタッフ紹介+お知らせ+FAQ+家族の声+CTA最適化

60〜120万円
プレミアム

空室管理機能+パンフレットDL+予約システム連携+ブログ自動投稿+動画埋め込みなどを含む

120万円〜

月額制のプランも用意しておりますので、ホームページ制作や運用についてお困り事があればお気軽に相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q.写真が少ないのですが、制作可能ですか?
A.はい、ストック素材+仮イメージ+写真撮影のご提案含め対応可能です。場合によっては動画なども製作可能です。

Q.空室状況をリアルタイムで表示できますか?
A.管理画面から更新できる仕様にできます。

Q.入居者の声が少ないのですが…
A.家族へのアンケートをテンプレ化し、収集・掲載の導線も設計可能です。

ホームページがもたらす効果

ホームページは、介護施設や老人ホームにとって、施設の顔となる非常に重要なツールです。
入居を検討している方やそのご家族、そして求職者の方々に対して、施設の持つ魅力を効果的に伝え、安心感と信頼感を醸成する役割を担います。
施設の理念や提供するサービスの詳細、充実した設備、そして何よりも重要な温かいスタッフの紹介など、様々な情報を掲載することで、施設の個性を際立たせ、競合他社との差別化を図ることができます。

さらに、イベントの告知や日々のレクリエーションの様子を発信することで、施設の活気ある雰囲気や入居者の充実した生活を伝えることができ、より一層の安心感と親近感を与えることができるでしょう。
ホームページは、施設の第一印象を決定づけると言っても過言ではありません。
だからこそ、丁寧に作り込まれたホームページは、施設の価値を最大限に高め、より多くの人々に選ばれるための強力な武器となるのです。

集客・採用におけるホームページの役割

効果的なホームページは、単なる情報発信の場にとどまらず、集客と採用という二つの重要な側面において、非常に大きな役割を果たします。
SEO対策をしっかりと施し、ターゲットとするキーワードで検索上位表示を実現することで、入居を検討している潜在顧客を効率的に集客することができます。

また、魅力的なコンテンツを定期的に発信することで、見込み客とのエンゲージメントを高め、入居率の向上に繋げることが期待できます。
さらに、求職者に向けては、施設の理念や働く環境、キャリアパスなどを具体的に示すことで、優秀な人材の獲得を支援します。ホームページを通じて、施設の魅力や働きがいを効果的にアピールすることで、求職者の応募意欲を高め、人材不足の解消に貢献することができるでしょう。
このように、ホームページは集客と採用の両面において、施設の成長を支えるための不可欠なツールと言えます。

ホームページ制作前に考えるべきこと

ホームページ制作に取り掛かる前に、いくつかの重要なポイントを明確にしておく必要があります。まず、誰に向けて情報を発信するのか、つまりターゲット層を明確に定義することが重要です。
入居を検討している方とそのご家族、求職者など、それぞれのターゲット層が求める情報やデザインの嗜好を把握し、彼らのニーズに合致したホームページを制作する必要があります。
次に、施設の強みや特徴を洗い出し、競合施設との差別化を図るための戦略を立てることが重要です。
施設の理念、提供するサービス、設備、スタッフなど、他施設にはない独自の魅力を明確にし、それをホームページ上で効果的にアピールする必要があります。

また、ホームページの目的を明確にすることも重要です。集客を重視するのか、採用を重視するのか、あるいは両方をバランス良く実現したいのか、目的に応じてコンテンツの構成やデザインを最適化する必要があります。
これらの要素を事前にしっかりと検討することで、より効果的なホームページ制作が可能になります。

介護施設・老人ホーム向けホームページ制作会社の選び方

実績と専門性

介護施設や老人ホームのホームページ制作を依頼する際には、その制作会社が業界特有のニーズや課題を深く理解しているかを確認することが不可欠です。
実績豊富な制作会社や介護業界に理解のある会社で制作することで、効果的なホームページを制作することができます。
介護施設のホームページに求められる要素、例えば、安心感を与えるデザイン、施設の強みを効果的に伝えるコンテンツ、入居希望者や求職者が求める情報へのアクセスのしやすさなどです。

集客・採用支援

ホームページ制作会社を選ぶ上で、制作だけでなく、その後の集客や採用支援、制作後の運用保守まで包括的にサポートしてくれるかどうかは重要なポイントです。
ホームページは作って終わりではなく、公開後も継続的な運用と改善が必要です。SEO対策、コンテンツマーケティング、SNS運用など、様々な施策を通じて、ホームページへのアクセス数を増やし、見込み客を効率的に集客する必要があります。
また、求職者に向けては、施設の魅力を効果的にアピールし、応募数を増やすための施策も重要です。

費用とプラン

ホームページ制作にかかる費用は、制作会社やプランによって大きく異なります。予算を事前に明確にしておき、その範囲内で最適なプランを提案してくれる制作会社を選びましょう。
格安プランを提供する制作会社もありますが、費用だけでなく、提供されるサービス内容や品質も確認する必要があります。ホームページの規模、ページ数、機能、デザイン、サポート体制などを比較検討し、自社のニーズに合ったプランを選びましょう。
また、初期費用だけでなく、月額費用や更新費用など、ランニングコストについても事前に確認しておくことが重要です。
複数の制作会社から見積もりを取り、比較検討することで、より費用対効果の高い制作会社を選ぶことができます。

デザインとユーザビリティ

デザインの重要性

介護施設や老人ホームのホームページにおいて、デザインは非常に重要な要素です。利用者に安心感と信頼感を与えるデザインを心がけましょう。清潔感があり、明るく、温かみのある色使いや、優しい印象を与えるフォントを選ぶことが重要です。
また、高齢者の方でも見やすいように、文字サイズを大きくしたり、コントラストをはっきりさせたりするなどの配慮も必要です。施設の写真や動画を効果的に活用することで、施設の雰囲気や魅力をよりリアルに伝えることができます。プロのカメラマンに依頼して、高品質な写真や動画を撮影してもらうことをお勧めします。

ホームページのデザインは、施設の第一印象を左右すると言っても過言ではありません。
だからこそ、専門的な知識と経験を持つデザイナーに依頼し、丁寧に作り込まれたデザインを実現することが重要です。

ユーザビリティの向上

ホームページのユーザビリティ(使いやすさ)は、利用者の満足度を高めるために非常に重要です。目的の情報に簡単にアクセスできるよう、分かりやすいナビゲーションや検索機能を備えましょう。サイト全体の構造をシンプルにし、必要な情報に素早くたどり着けるように設計することが重要です。高齢者の方でも操作しやすいように、フォントやボタンやリンクのサイズを大きくしたり、アイコンを分かりやすくしたりするなどの配慮も必要です。
また、ホームページの表示速度もユーザビリティに影響します。画像の最適化やキャッシュの活用などにより、表示速度を高速化することが重要です。
ユーザビリティの高いホームページは、利用者の滞在時間を延ばし、コンバージョン率の向上にも繋がります。

レスポンシブデザイン

現在、スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスでホームページを閲覧するユーザーが増えています。そのため、ホームページは、どのようなデバイスでも快適に閲覧できるよう、レスポンシブデザインを採用することが不可欠です。レスポンシブデザインとは、画面サイズに応じて自動的にレイアウトが調整されるデザインのことです。
これにより、スマートフォンやタブレットで閲覧した場合でも、文字や画像が見やすく、操作しやすいように最適化されます。
レスポンシブデザインに対応していないホームページは、スマートフォンやタブレットで閲覧した場合に、文字が小さすぎたり、レイアウトが崩れたりして、非常に見づらくなってしまいます。Googleもレスポンシブデザインを推奨しており、SEO対策の面でもレスポンシブデザインは有利です。

ホームページ制作後の運用と改善

コンテンツの更新

ホームページは制作して終わりではありません。
公開後も定期的にコンテンツを更新し、最新の情報を提供することで、利用者の満足度を高め、SEO効果も期待できます。施設のイベント情報、入居者様の声、スタッフ紹介、最新の医療・介護情報など、様々なコンテンツを定期的に追加しましょう。ブログを開設し、施設の日常や介護に関する情報などを発信することも効果的です。
コンテンツを更新する際には、キーワードを意識し、SEO対策を行うことも重要です。また、古い情報や誤った情報は修正し、常に正確な情報を提供するように心がけましょう。
定期的なコンテンツの更新は、ホームページの価値を高め、集客力と採用力を向上させるための重要な要素です。

アクセス解析

GoogleAnalyticsなどのアクセス解析ツールを活用し、ホームページのアクセス状況や利用者の行動を分析することで、改善点を見つけ、効果的なホームページ運営を行いましょう。
アクセス数、ページビュー数、滞在時間、直帰率、コンバージョン率など、様々な指標をチェックし、課題を特定します。例えば、アクセス数が少ないページや、直帰率が高いページは、コンテンツの見直しやデザインの改善が必要かもしれません。またコンバージョン率が低い場合は、フォームの改善やCTAボタンの最適化などを検討しましょう。
アクセス解析の結果を基に、仮説を立て、改善策を実行し、その効果を検証することで、ホームページを継続的に改善することができます。

継続的な改善

ホームページは、公開後も継続的に改善していくことが重要です。
アクセス解析の結果や利用者からのフィードバックをもとに、課題を特定し、改善策を実行することで、集客力や採用力を高めることができます。
A/Bテストを実施し、複数のデザインやコンテンツを比較検討することで、より効果的なホームページを実現することができます。また、定期的にアンケートを実施し、利用者からの意見を収集することも重要です。
ホームページの改善は、終わりなきプロセスです。常に最新の情報を取り入れ、技術の進歩に対応しながら、ホームページを最適化していくことで差をつけることができます。継続的な改善こそが、ホームページを成功に導くための鍵となります。

まとめ:効果的なホームページで集客・採用を成功させよう

介護施設・老人ホームにとって、ホームページは施設の顔であり、集客と採用を成功させるための重要なツールです。
本記事では、ホームページ制作前に考えるべきこと、制作会社の選び方、デザインとユーザビリティの重要性、制作後の運用と改善など、効果的なホームページを制作・運用するための様々なポイントを紹介しました。
これらのポイントを参考に、最適な制作会社を選び、施設の魅力を最大限に伝えられるホームページを制作しましょう。ホームページは、施設の成長を支えるための強力な武器となります。
効果的なホームページを制作・運用することで、入居率の向上、優秀な人材の確保、そして施設の発展に貢献しましょう。
ホームページ制作は、未来への投資です。

本記事が、皆様のホームページ制作の成功に少しでも お役立ていただければ幸いです。
新卒で介護業界に入り、介護現場の仕事のIT化を行う仕事やホームページ制作の業務を行っておりました、ホームページなどWEBでお困り事があればまずはお気軽ご相談ください。

この記事を書いた人

株式会社SOCIOLA 河田邦昭

株式会社SOCIOLA代表取締役。 2009年よりWEB業界に従事し、2016年に株式会社SOCIOLAを設立。 これまで1000件以上のホームページ制作/運用の実績を経験。 WordPress制作、WordPressカスタマイズ、通販サイト制作、SEO対策、WEB広告など幅広く経験。 お客さまの「成功」を目的に、最高のホームページを常に追求し、結果に繋がるホームページを提供します。 WEBについてわからない方に、わかりやすくコミュニケーションを取れると評価を頂いております。 ホームページに困ったこと、相談したいことがある方はお気軽にご相談ください。